梅雨明けも間近に迫り、楽しい夏を迎えようとしている今日この頃。
まさかの夏休み廃止説が急浮上しました!
しかし、これはデマである可能性が高く、単なるガセネタであると思われます。
今回は、夏休み廃止説がデマである理由や夏休みのメリットを紹介しますので是非最後までご覧下さい!
デマの理由
アンケート結果が誤って拡散
急浮上してきた『夏休み廃止説』の発端は、NPO法人「キッズドア」の記者会見によるものでした。
6月26日の記者会見で
小中学生のいる世帯の60%が夏休みはなくていいと答えた。
と発言したことからでした。
この発言は単なるアンケート結果を公表しただけであり、そのような国策はありません。
この記者会見での発言が切り取られ、SNS等で急拡散してしまったことが夏休み廃止説の原因と思われます。
政府からの発表は無し
通常、このような大きな変更がある場合は、まず政府から発表があるのが通例です。
また、夏休み廃止のような大きな話題であれば事前に国会での議論や多数決等も話題になるはずですが、そのような報道も一切ありません。
政府からの公式発表が無い現段階では、夏休み廃止説は単なるデマである可能性が高いといえます。
年間カリキュラムへの影響大
学校での年間カリキュラムは決まっているため、大幅なカリキュラム変更が必要になります。
また、年間授業時間も決まっている為、、午前のみの日が発生する可能性が出てくるなど、影響は大きいことが予想されます。
夏休み、冬休みはの長さは地域により異なる
そもそも、気候が異なる沖縄県と北海道では夏休みと冬休みの長さも違いますので、一概に夏休みだけ廃止というのは出来かねます。
夏休みが出来た経緯として
- 夏は気温が高く、児童の登下校に危険が及ぶ。
- 暑くて授業が出来ない。
と、いう経緯もあります。
冬休みが長い地域はその逆です。
各地域の気候に応じて長期休暇の期間が設定されている為、夏休みだけ廃止ということには現実的に不可能でしょう。
夏休みのメリット
今回は省略しますが、夏休み廃止を望む保護者の声が一定数あるのも事実ですが、それ以上に夏休みにはメリットが多く存在します。
今回は筆者の考える夏休みのメリット5選を紹介します!
夏休みの課題を友達同士で解決
夏休みはの宿題は国語や算数だけでなく、自由研究や製作など多岐に渡ります。
友達同士で勉強の知恵を共有する。
製作はアイデアを出しあう。
夏休みに友達同士で集まって宿題に取り組むことは、問題解決という社会人として必須のスキルを身につけていくのに非常に有益な時間と言えるでしょう。
友達同士で遊ぶ
友達同士で集まって川遊びに行った
昼からプール、夕方は花火
子どもの頃のこのような楽しい思い出がある大人も多いのでは無いでしょうか。
夏休みにしか出来ない経験を大切にしたいですね。
まとまった時間に習い事や勉強に熱中
勝負の夏休み!
夏休みがライバルと差をつける!
よく聞くフレーズですね。
勉強やスポーツにおいて、夏休みに必死に取り組んだ人間が秋から冬にかけて大きく成長する姿をよく見ます。
たしかに、まとまった時間の取れる夏休みに必死になって何かに集中して努力するというのも人生にとって大切な経験です。
家族で思い出作り
子供のころ夏休みに家族で海外旅行に行った!
パパやママといっぱい遊んでもらった。
これも夏休みの大きな楽しみの一つではないでしょうか。
子供のころの親との楽しい思い出があるからこそ、
今度は自分の子供に夏の思い出を作ってあげよう!
と、思えるのも自然なことです。
教員の負担軽減
近年、教員の過重労働が問題になっています。
と揶揄するような声もあります。
年間カリキュラムが厳密に定められている為、教員は休みが取りにくい職業でもあります。
長期休暇期間にしか休みが取れない教員にとって、夏休みが廃止されると更なる負担増になることは容易に想像出来ます。
そんな教員がさらに休みを取りにくい環境になると、離職者の増加や教員を志す若者の減少により、教育の質の低下が危惧されます。
このことから、夏休み廃止説は教育現場からも大きな反対が巻き起こることが予想されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
急浮上してきた夏休み廃止説ですが、上記理由からもデマである可能性が非常に高いと思われます。
共働き世帯が増えている現代、『 夏休み期間中の仕事をどうするか 』という問題もあり、短縮や廃止を求める声が一定数あがっているのも事実です。
しかし、子供にとって夏休みはかけがえのない楽しみなものです。
これからも子供にとっての楽しい夏が訪れ続けることを願います!
また、教育現場で働く教員の皆様の負担が少しでも軽減されることを願います!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!